クイズが好きな人なら
一年ぐらい前に、私が読書にハマるきっかけ(アメブロ2014年5月7日「小説の話でも②」参照)を書きました。
どちらかというと理系的な営みが好きな人というのは、そっち方面ばかり勉強する傾向があったりします(あくまで私が生徒を教えてきた経験上ですが)。
ですから、例えば国語や英語など語学科目などは、そういう人たちのアンテナに引っかかる何かしらの出来事に遭遇しないと興味がわきにくいのではないでしょうか。
私自身は英語の出来そのものは悪くありませんでしたが、やはり理数方面のことがらを考えるのが好きでした。
そんなある中学時代のある日、その私のアンテナが反応するものに出会いました。
A canner can can anything he can can,but he cannot can a can,can he?
学校か塾かよく覚えていないのですが、助動詞canにまつわるオモシロネタの例文ですから、おそらく中1の頃かなと。
要するに、このcanだらけの英文を訳せるか? みたいな挑戦状です。
なんかこういうのって、ちょっとヤル気でちゃいません?
ちなみに辞書を引いてみればわかるのですが、このcanには助動詞の「できる」という意味以外にも、一般動詞で「缶に詰める」という意味もあるんです。
で、和訳としては、
「缶詰屋は缶詰に出来るものは何でも缶詰にするけど、缶は缶詰にはできないよね?できる?」
というような意味です。
クイズというかパズルというか、謎解きをするような感覚が楽しくて、そこから英語に少しハマりました。
代用は英英辞典
しかしまぁ、そうそう簡単に先ほどのようによく出来たクイズ系英文というものは見つかりません。
そこで引っ張ってきた代用品が「英英辞典」です。
これは英単語の意味を英語で説明している、言わば英語版の国語辞典です。
その説明文の方を見て、どんな英単語なのかを当てる。
まさにクイズみたいな使い方ができるわけです(ただし、自分が楽しみたければ誰かに調べてもらって出題を依頼するしかありませんが)。
例えば初級編として…
a meal that you eat in the middle of the day
基本単語ばかりなので英和辞典は必要ないでしょう。
「一日の真ん中で食べる食事」ということなので、
答えは「lunch」になります。
(※ちなみに、上の英文にピリオドがないのは、全体として主語・動詞という形式でなく、that以下がa mealを修飾した全体が句のような構成になっているため)
同じ初級編でも少し概念的なものだと…
something that you say or write that you know is untrue
「真実ではないと知っていて、あなたが言ったり書いたりする事柄」
ということで、答えは「lie」ですね。
まあ、こんな感じで難しくなればなるほど燃えるクイズになるわけです。
というわけで、こんなのはいかがでしょう。
(※答えはスクロールして見て下さい)
中級編①
a part of the inside of a building that is separated from other parts by walls, floor and ceiling
中級編②
the secret power of appearing to make impossible things happen by saying special words or doing special things
上級編①
the smallest part of a living thing that can exist independently
上級編②
knowledge about the world, especially based on examining, testing, and proving facts
番外編~ナゾナゾ①~
What has four legs and a back but no body?
番外編~ナゾナゾ②~
Where does Thursday come before Wednesday?
もし英語に対してのモチベーションがイマイチ…というお子様には、ゲーム感覚で初級編からスタートしてみて下さい!
中級編①:room
中級編②:magic
上級編①:cell
上級編②:science
番外編①:a chair
番外編②:in the dictionary
コメントはお気軽にどうぞ