教育研究所ARCS

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講師の管野淳一が講座について語ります

こんにちは、管野です。講師は教育指導歴47年の私が担当します。子育て・仕事に励みながらも自分だけの学ぶ喜びを感じる空間。そんな学びの場があればいい。この思いから「大人のための教養講座」を開講する運びとなりました。(一般社団法人教育研究所ARCS主催)

管野先生カラーイラスト 

いきなりですが子を持つ親御さんに聞きます。「あなたはお子さんにもっと熱心に勉強してほしいですか?」
多くの人はYESと答えることでしょう。では、お子さんに勉強しなさいと口で言ったり促したりしてお子さんはやるでしょうか?おそらくNOではないでしょうか?実は子どもが自発的に勉強するようになるには簡単な方法が2つあるのです。

1つ目。親であるあなたが勉強することです。何でもよいのです。仕事絡みでも趣味でも、熱心に学ぶ姿勢が子供に伝われば。そして2つ目の答えはこうです。楽しんで学んでいること。人は誰でも面白くないことを自らやろうとしません。大人だってそうです。
私は講演会やセミナーで、「勉強の面白さを伝えれば子どもは自ずと勉強するようになる」と言いますが、たいていの親御さんはシーンと困惑した表情になります。
つまり親の皆さんも勉強は面白いと思っていない。それはそうですね。勉強ってテストのため、受験のため苦しみながら嫌々やるものという記憶がこびりついているからですね。
でもそれは確実に子どもに伝わります。結果、義務としての勉強、手段としての勉強になり、学ぶことの大切さ、面白さをついに分からないまま大人になってしまうというわけです。

この負の連鎖を止めるためには、やはり先に言った親の2つの姿勢。口でのお説教ではなく、親自らが学ぶ姿勢を持つ(見せる)こと、学ぶことを楽しむこと。この二つが大切になってくるのです。

親が変われば子も変わる

いま言った親の2つの姿勢。親は何かを学ぶこと。学ぶことの面白さを体感していること。これが本質的な子どもの変化を促すことになりますが、これには根拠があります。
私のセミナーで長く勉強した人は、ほぼ全員が子どもの変化を経験した、あるいは経験し始めているからです。これは第一に親が先に変化することで親子関係そのものが変容したといえます。
まず、親が学びを通して視野が広がり、むやみに勉強を強要しなくなったこと。学ぶ面白さを体感することで子どもにもそのことが自然と伝わったことが大きいと思います。

親が変われば子供も変わる。多少のタイムラグがあっても、この事実は揺るぎません。

教養講座ってどんなことをやるの?

教養というと何か堅苦しい響きがありますが、一言で言えば役に立つ知識であり、その知識を実生活に応用する智恵のことです。
例えば講座で歴史を学ぶとしましょう。歴史と言えば、学生時代の経験から年号や事件を暗記すること、暗記教科だという思う人もいるかもしれません。だからつまらないと感じた人も多いでしょう。

しかし、歴史は英語でHistoryと表現しますが、語源はHis storyから来ています。Heは人間を表す代名詞で、Historyとは、His storyのこと。すなわち人間の物語という意味です。歴史とは事象の羅列ではなく、脈々と流れる人類の壮大な物語(ストーリー)なんですね。出来事の背後には先人たちの人間臭いドラマが展開されているわけです。
だから歴史を学ぶことは、その無数の人間ドラマを通じて様々な人間の人生を取り入れることにもなります。自分ひとりの人生で体験することは限りがありますが、歴史を物語として見ることで、自分の中に多様な視点が生まれます。そうなれば、目の前の出来事に右往左往することもありません。結果として困難を乗り越え、人生を生き抜く智恵となります。

歴史の話は一例です。他にも心理学を学べば、親子を含めた対人関係の構造を理解でき、仕事などにも活かすことができます。文学や哲学の話も勉強というよりは、その知識を実際の生活の中でどのように応用できるか。それによって人生の質(クオリティオブライフ)をいかに高め、充実させるかに重きを置いて話していきます。
そして最も大切なこと。それは学生時代のテストのための勉強などではなく、大人になった今だからこそ楽しく学べる位置にいるということです。
先の歴史の話に戻すと、人生経験を積んだ大人だからこそ、人間心理や感情が心に響き、共感を持って理解できるわけで、それはとても新鮮で刺激的な体験となるでしょう。

以上長々と話してきましたが、面白い講座であることは保障します。大人のためのオモシロ講座、ぜひ一度覗いてみてください。

講師紹介

管野淳一

(経歴)教育実践家、起業家。 47年に及ぶ高校教師、進学塾クセジュ経営を経て教育研究所を設立。市教育アドバイザー、学校コンサルタントを歴任。指導した生徒は5千人以上。5児の父。現在、子をもつ親対象の講演や
セミナ
ーで親のあり方の重要性を発信中。著書「中学受験が子どもをダメにする」幻冬舎

教養講座の効果・効用

〇学生時代にはわからなかった「勉強の面白さ」が分かる
〇学んだことを活かして親子関係・対人関係に役立てることができる
〇視野が拡大し、第2の人生の展望が広がる
〇子どもとの会話が増え、良い影響を与える
〇知的好奇心が刺激され、何事にも意欲的になる
〇人生の新たなテーマが見つかる

教養講座 こんな人におススメ

〇自分のこれからの人生を充実させたい
〇キャリアや仕事のステップアップに役立てたい
〇もう一度勉強してみたい
〇子どもの学習意欲をうまく促す親になりたい
〇知的好奇心を満たしたい
〇何か勉強してみたいがきっかけが欲しい
〇我が子が自発的に勉強するような親になりたい

大人のためのオモシロ教養講座

第1回 12/15㈰ 歴史から学ぶ人間の生き方と社会構造 ※終了しました。

今の日本がどのように成り立ち、どのような問題点を抱えているのか。
そして私たちはこれからどのように生きていけばよいのか。
その大切なヒントを明治維新~昭和の敗戦さらに高度成長までの歴史を
俯瞰することで考えていきます。歴史を学ぶ楽しさと意義を感じてもらう講座です。

第2回 1/19㈰ 潜在意識って何?心理学を学んで人間関係を良好にする ※終了しました。

なぜ子どもに勉強しなさいと言ってもやらないのか?
なぜ他人との意思疎通が難しいのか?
なぜ望めば望むほど実現は遠のくのか?

実は頭で思っていること(顕在意識)と隠れている本当の自分(潜在意識)の考えが違っているからです。潜在意識の方がパワフルなため、そこで考えていることが現実化してしまうのです。
20世紀初頭、フロイトやユングそしてアドラーなどが発見した人間の無意識(潜在意識)とは何かを学び、人間関係や親子関係に生かして行きましょう。

開催日:2025年1月19日㈰ 
時 間:15:00~17:00(開場14:45)
会 場:パレット柏ミーティングルームA
受講料:4,000円
申込〆切:2025年1月12日㈰

第3回 2/9㈰ 漱石が予言した近代日本のゆがみ~戦争・エゴ・物質主義~ ※終了しました。

太平洋戦争の敗北、戦後の高度成長、物質至上主義を貫いて今も残る「ゆがみ」
このゆがみをどう捉えこれからの社会での生き方、あるべき姿を考えて行きたいと思います。

開催日:2025年2月9日㈰ 
時 間:16:00~18:00(開場15:45)
会 場:パレット柏ミーティングルームF
受講料:4,000円
申込〆切:2025年2月6日

第4回以降のテーマ(日時未定)
 〇現代科学の最先端量子力学の不思議
 〇親学―究極の子育て術を学ぶ
 〇フランス革命と西欧近代の問題
 〇今こそ学びたい最強の哲学東洋思想

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