教育研究所ARCS

アメトークと体育の日~シンクロニシティ~

ダイアリー

気ままに休日を

三連休の初日に私立高校説明会に参加して下さった方、ありがとうございました。

このイベントは、私や庄本研究員が働いている塾では一年を通して最大規模のもの。

準備も含めてかなりエネルギーを使いました。

来年からは、この伝統あるイベントを我が教育研究所ARCSが引き継いで実施することになり、より一層の期待を背負って頑張っていきたいと思います。

さて、大きな行事が終了した後は、我々も二連休。

私も久しぶりに二日連続で目覚ましをかけずに眠るという贅沢を満喫しました。

この休みには、中断していたミステリー小説を読んだり、数学のネタを考えたり、近所の公園で懸垂をしたりと気ままに過ごしました。

で、なんとなくテレビをつけていると、「小学生の運動能力低下」という内容のニュースが聞こえてきました。

でもそのときには小説を読んでいる最中だったので特に気にも留めていなかったのですが、翌日に新聞を見ると、同じような記事が…。

あ、そうか。体育の日だった。

だからそんな話題が出てたのねと、ようやく気づいたわけです。

体力と運動能力

1964年の東京オリンピック開催を機に、文科省は年代別に体力と運動能力の調査をおこなってきたようです。

この「体力」と「運動能力」、特に明確な違いを明記しているのを私は見たことがないのですが、意味合いとしてはやはり別にしないといけないかな、と記事を見ていて思いました。

というのも、近年は全体的に体力も運動能力も低水準になっているらしいのですが、目立ったところでは「ソフトボール投げ」の平均飛距離がかなり落ちているということらしいのです。

新聞記事にも書いてありましたが、このボール投げのようなものは、単に腕や肩の力が強いかどうかだけで飛距離が決まるものではなく、投げ方のコツや経験の蓄積といったもので養われる‘技術’に大きく左右される部分があるんですね。

そういった意味では、この種目の出来は「運動能力」を判断するものであり、一方「体力」は単純に握力だとか、前屈だとか、そういう筋力や柔軟性にかかわるものだと解釈するのが妥当かなと。

ここで私はふと心配になりました。

体力は思い立ったらいつでも向上させることが出来ても、運動能力というか技術が必要ないくつかの動作というのは、かなりの部分が幼少期の過ごし方で決まってしまうのではないか(あくまで素人意見ですので、そこはご了承下さい)。

奇妙なタイミングで…

実は、この連休中に息抜きで「アメトーク」という、雨上がり決死隊の二人が司会を務めるお笑いのDVDをレンタル店で借りてきました。

これを借りた目的は「ジョジョ芸人」という、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」にやたら詳しい芸人たちが集まってマニアックなトークを繰り広げる回を観るためでした(※ジョジョについては、言いたいことがたくさんあるのですが、ぐっとこらえて今回は語らずに流します…いつかジョジョファンの皆さんのために熱く語りたい!)。

再生してみると…期せずして目的の回とセットで「運動神経悪い芸人」という回が収録されていたのです。なんというタイミング!なんという共時性!

さて、どんなものかと注視していると…これはヒドイ!(笑)

運動が苦手な芸人が集まってサッカーボールでリフティングをしたり走り幅跳びをしたりするんですね。その運動音痴っぷりというか不器用さ加減が常軌を逸するレベルだったのです(もしもあれが笑いをとるための演技、すなわち芸人魂だとしたら、ものすごい演技力!)。

まあ、かく言う私もそんなに運動センスがあるわけではないですけれど…。

で、この不器用さが最もよく伝わったのが、奇しくも「ボール投げ」だったのです。

極端に上の方に飛んでいったり、地面に叩きつけてしまったり。

その傾向は新聞記事に書いてあったことそのまんま。

芸人の皆さんには申し訳ないのですが、笑いを通りこして気の毒になってしまいました。

芸人さんの例は個人の問題だとしても、最近子どもの運動能力が低下しているというデータは事実としてあるわけで、その要因は「外遊びの機会が減ったため」というところにあるというのが一般的見解のようです。

遊び内容もハイテク機器を駆使するようなものが多いし、たまに外遊びしようと思ってもあまりそんな場所はない。

確かに都心を中心に、もう昔のように気軽に遊べる広場というものは減りました。

誰もが断りなく利用できる空地や広場には、いつの間にか新しい家が建ちました。

それにともなって公園の数は増えたけれども、スペースは狭く、ベンチとバネ仕掛けの馬のような遊具ぐらいしかありません。

どちらかというと、年配者のための休憩所と化しています。

現代の子たちは栄養状態もよくなっている。なのに、遊びの中で体を動かすという機会が構造的に奪われていることで、幼少期に自然に身につけるべきボディバランスが悪くなっているんだと思います。

一方で、習い事としてスポーツのクラブチームなどで汗を流している子は、昔よりも運動技術が高くなっている印象を受けます。

運動の格差社会、これが水面下でじりじりと進んでいるのではないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。

でもどうにかなる

ところが、面白いデータもあります。

高齢者については、体力・運動能力は向上しているというのです。

(※文科省が発表しているデータを見て下さい。どの項目も右肩上がりです)

これはわかる気がします。だってまわりの年配者を見ても元気ですもん。

今まさに高齢化社会を迎えて、当事者である皆さんの健康に対する意識も高い!

スポーツクラブ、テニスクラブなどに精力的に参加している60歳以上の方が本当に増えましたよね。

で、こっちはスポーツからとんと離れていますから、下手に勝負しようものなら負けますよ、実際。

だから結局は技術的なことも練習次第だし、いかに運動を‘習慣化’するかが肝心なのかなと。

だから私も運動する目的を「やせる」ではなく、「健康のため」というふうにシフトしました。

はっきり言って、この歳になるといくら運動をしていても、食べていたらやせません。

というより、痩せたいなんていうヨコシマな気持ちを持っているからダメなんですよね。

健康です。時代は健康なんですよ。

健康であるように生活していれば、あら不思議。結果的にやせてたよ…っていう感じにならないかなぁと目論むのは、ヨコシマでしょうか?(笑)

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