教育研究所ARCS

行ってきました!~聖徳大学附属女子高等学校レポート~

この会食は聖徳さんの大きな特徴の一つ。
食事に対する感謝の気持ちを忘れず、さらに礼法で身につけたマナーを実践する場なのです。
食堂で待っていると、続々と生徒たちが一礼しながら入ってきます。
中高の全生徒が一堂に会する様子はまさに圧巻でしたね。

基本的に生徒に交じって食べるようで、校長の川並先生はどのクラスとも食事を共にしたのだとか。
メニューも栄養士の方が考え抜いたもので、本日はこちら。

会食―本日の献立

すみません、最初に写真を撮るのを忘れて食べかけですが(汗)。
フム。美味しいだけでなく、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミンとバランスもよい(わかったフリ)。
あえて言うとすれば、私のような育ち盛りのアラフォーには量的に少ないですかね。
そんな空気を察したのか、大橋先生が、
「安心して下さい。おかわりOKなんですよ」
ですって。
こりゃ食いしん坊の女子中高生でも安心ですね!

どうも生徒たちや先生方の雰囲気がよくて一体感もあるなあと感じていましたが、毎日の会食がその一端を担っているのではないかと感じずにはいられませんでした。

お腹も満たされ、後ろ髪を引かれながらもおいとますることに。
玄関には制服のサンプルと一緒に、ミニ制服を着たキティちゃんが。

聖徳大学付属女子高等学校制服

聖徳大学限定キティちゃん

これは聖徳限定モデルですね。カワイイです。

改めて振り返ってみると、生徒たちは非常に活発だし、どの授業でも積極的に何かを学び取ろうという姿勢が見られました。かといって、ガリ勉という雰囲気でもない。
このあたりは先生たちの愛情ある指導がもたらした風土なのかなと思います。

校内を見て回る前に文化祭や卒業式の動画も見させていただいたのですが、とにかく生徒がこの学校に愛着を持っていることが伝わってきました。
先生方も何か上から与えるというのではなく、目線を合わせて指導にあたっているのは実際に授業を見てわかりましたね。

教育理念の‘和’は聖徳太子の十七条憲法「和を以て貴しとなす」に由来するものだけれども、単に調和をとるということだけでなく、‘和える’ものである。
そんなふうに校長の川並先生は仰っていました。

確かに肩ひじ張らずにお互いを尊重して受け入れている感じはしますし、女子だけの空間だからこそ磨かれる女子力というのも、この環境ならばお題目ではなく身についていく気がしました。
上位の国私立大学への進学も増えてきたこともありますので、今後も注目していきたいと思います。

取材日:2015年11月18日
報告者:池村卓人
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