教育研究所ARCS

第2回 子どもを意欲的にする動機づけとは

ARCS所長による、思春期のお子様を持つ親のお悩み解決コーナー。
よくご質問いただくお悩みに動画でお答えします。

今回のお悩み「子どもを意欲的にするにはどうしたらいいですか?」

人は大きくわけて2つのタイプが存在します。アメリカの心理学では「獲得型」と「証明型」に分類しています。「プロセス」を重視する獲得型と、「結果」を重視する証明型の2つのタイプにお子さまを分類すると、それぞれ動機づけの方法に違いがあります。

プロセスを重視する獲得型には内的動機づけ―以前と比べてどう進歩、成長したか―、結果を重視する証明型には外的動機づけ―これが成功したらこれを買ってあげる―といった動機づけになります。結果を重視する証明型は持続性がなく挫折しやすい傾向にあります。子どもに意欲的になってもらいたい場合、内的動機づけを行うことが有効です。

親が具体的にできる動機づけとしては、テストを例にあげると点数に一喜一憂するのではなく、次のテストに向けた改善点を問いかけたり、以前より進歩した部分をほめる。あまり結果にこだわらず成長を見守ってあげることが子どもを意欲的な子へと成長させる動機付けになると思います。